カルディコーヒーもついに価格改定、世界的なコーヒーの値上げ続く

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コーヒーの原料価格高騰の影響で、軒並みコーヒーの値上げが続いています。大手コーヒーメーカーの製品価格やコーヒーチェーンの小売り価格が、企業努力だけでは限界があるとして、平均して2割程度のコストアップを図っています。

コーヒー価格の高騰は2020年の夏以降から顕著となり、この間、20201年11月までのほぼ1年間、連続的に価格の上昇が続いています。ついに、11月1日からはカルディコーヒーも価格改定となりました。

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目次

コーヒー値上げの背景

2020年の夏以降、原料価格はそれまでの水準と比べ、およそ1.7倍にまで上昇しています。 ではなぜ、コーヒー価格が値上がりを続けているのでしょうか。

まず供給側の要因として、世界最大のコーヒー原産国であるブラジルでの天候不順の影響があるとされています。30年ぶりとなる記録的な寒波に見舞われ、特に「霜」の影響が大きいとされます。

コーヒーの木は寒さに弱く、一度霜が降りると細胞が壊れ、たった1日で枯れてしまうそうです。根元まで枯れると切ってしまうほかなく、木を植え直して再び同じように収穫できるようになるまでには5年以上かかるというので、影響は長引く可能性もあります。

さらに、ブラジルでは、その後の極端な少雨状態が続いており、南部を中心に90年ぶりとも言われる深刻な干ばつが起きているそうです。

さらに需要側の要因としては、世界的なコーヒー需要の高まりがあります。中国などにおける爆発的な需要増加、また、コロナの影響が収まってくることによる経済活動の回復に伴い、コーヒーを含む外食産業の回復基調が急激に高まっていることも背景にあるようです。

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コーヒー好きの私にとって、コーヒー価格、一体、この先どうなってしまうのでしょうか?

World Bank, Commodity Market

カルディコーヒーの値上げ状況

カルディのコーヒー豆主力商品について、2011年11月からの価格改定状況を見てみます。平均的に2割程度の値上げとなっていますが、コーヒーの銘柄によって多少のバラツキがあります。

傾向としては価格が高い商品ほど値上がり率は低い傾向です。バードフレンドリーなど、価格が据え置かれている商品もあります。この辺りは消費者の心理的な影響も考慮した結果とも言えます。すなわち、カルディの平均的な販売ロットである200gの単価が4桁を超えるとやはり心理的な影響が大きいと見られ、税込み価格で1000円未満に抑えられれていると考えます。

ここで面白いのは、世界的なコスト上昇を招いている震源地のブラジル産のコーヒー豆価格が、カルディについては実は最も価格上昇が抑えられている点。

これについては在庫の状況などが関係していると思われます。

さて、この度のカルディのコーヒー豆改定情報を掲載します。近所のカルディ情報なので、もしかしたら店舗によって異なるかもしれません。予め、ご了承下さい。

価格はもちろん税込み価格です。

改定前価格からの上昇幅で見れば、ブラジルやモカブレンドがまだ値上げ率は低い方だと言えます。

コーヒー改定前改定後値上げ率
マイルドカルディ49659419.8%
アメリカンブレンド49659419.8%
スペシャルブレンド50760419.1%
イタリアンロースト56768019.9%
リッチブレンド56768019.9%
モーニングブレンド56768019.9%
エスプレッソブレンド69181017.2%
キリマンジャロ71885819.5%
マンデリン71885819.5%
グアテマラ71885819.5%
モカブレンド71881012.8%
コロンビア71885819.5%
マンデリンフレンチ71885819.5%
ブラジル7508108.0%
ジュエリーブレンド75085814.4%
プレミアムブレンド75085814.4%
ツッカーノブルボン・ブラジル7508108.0%
カフェオレブレンド75085814.4%
フローラルモカ83795013.5%
モカフレンチ83795013.5%
バードフレンドリー®ブレンド9999990.0%

さいごに

わたしは普段飲むコーヒ豆の多くをカルディで購入しています。

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特に周年セールやお客様感謝セールでおこなわれるコーヒー豆半額の機会を良く利用しています。11月の価格改定以降、カルディのホームページでは、「コーヒー豆半額」という言葉が「コーヒー豆特別価格」という言葉に変わっています。

ただし、実際にはこれまで同様に通常売られている価格のおよそ半額という割り引き率には変化がないようです。とは言え、もともとの価格が上昇しているので、全体の価格は値上がりしていることは事実です。